株式会社ダイヤテック 代表取締役 内山 巧 氏
東京都にある株式会社ダイヤテックでは、2017年から受入れを開始し、現在も多くのインドネシア人を雇用しています。今回は、同社代表の内山さんとインドネシア人のワフィーさんの声をご紹介します。
機械翻訳による多言語コンテンツを提供しています。翻訳精度は100%ではありません。JAC Webサイトの多言語化について
外国人を受け入れている企業様の先進事例
東京都にある株式会社ダイヤテックでは、2017年から受入れを開始し、現在も多くのインドネシア人を雇用しています。今回は、同社代表の内山さんとインドネシア人のワフィーさんの声をご紹介します。
所在地:東京都江戸川区東葛西4丁目18番6号
事業内容:鉄筋工事業 など
日本での仕事や生活、またこれからの目標について、同社に在籍する特定技能1号のワフィーさんにお話を伺いました。
ワフィーさん
現場というのは、転んだだけでも怪我するような危険と隣り合わせの場所です。言葉がうまく通じないなかで、いかに危ない場所や作業を理解してもらうか。また、こちらが危険だと感じたタイミングで「危ない」と伝えた時、それをわかってもらえるか。そのコミュニケーションに課題を感じていました。万が一、怪我をしてしまえば、本人がつらいのはもちろん、現場全体に迷惑をかけてしまいます。なので、作業内容や安全管理についての説明は、とにかくしっかり丁寧に行っていました。たとえ彼らが「うんうん」「わかった」と言っても、本当にわかっているのかを何度も確認し、現場でも基本的にはマンツーマンで日本人がついて、一人で作業させないよう徹底していました。ただ、思った以上に成長スピードは早かったですね。個人的に思う彼らの長所である「素直さ」と、彼ら自身の理解しようとする努力のおかげです。鉄筋の仕事は力仕事が中心ですが、彼らは文句一つ言わず、一日中でも運び続ける精神力があります。また、そうした努力の積み重ねを見ているので、今ではもう手放したくない優秀な人材ばかりだと思っています。
受入れ後、スムーズに仕事を進めるには、彼らにまず現場での雰囲気に慣れてもらう必要がありました。そこで、実際に現場で仕事を教わる日本人の先輩たちの輪に溶け込んでもらうようには気を使っていました。言葉や文化の壁があるので、最初はうまく馴染むか不安でしたが、彼らは素直なので、すぐに先輩たちにかわいがられていましたね。ただ、彼らにも個人的な心配事や悩み事があるはずです。私たち日本人は、同じ日本に家族や友達がいて、何かあれば心の内を話せる人が周りにいる。でも彼らはそうした人が日本にいるのか。それが少し心配です。できれば私たちがそうした存在でありたいですね。
受け入れたばかりの頃、真夏の気温が高い時期に、暑さで具合が悪くなった人がいました。「大丈夫?」と声をかけたら、「大丈夫です」と答えるんです。でも、どう見ても大丈夫そうには見えない。自分が今どういう状況か、体調をうまく言葉にできなかったのでしょう。そうしたとき、適切に対応できないと取り返しのつかないことになる場合もあります。できればそうした際にうまくコミュニケーションをとれる体制作りは意識してほしいですね。