外国人を受け入れている企業様の先進事例

彼らの思いに応え、母国へ無事帰国させる。それが我々の「責任」です

株式会社ハヤブサコーポレーション
株式会社隼ビルド 統括責任者 岡本 啓志 氏

岡山県の株式会社ハヤブサコーポレーション・株式会社隼ビルドでは、2004年から受入れを開始し、現在も多くのベトナム人を雇用しています。今回は、同社代表の岡本さんとベトナム人3名の声をご紹介します。

受入企業 Interview

企業プロフィール

株式会社ハヤブサコーポレーション
株式会社隼ビルド
所在地:岡山県倉敷市帯高171
事業内容:鳶(とび)、土工、土木、塗装

外国人 16 名 /従業員数 36 名 内)技能実習生 11名、特定技能 5名(すべてベトナム人)
  • 日本人と切磋琢磨できる環境を整備
  • 地域貢献で外国人への理解を深める
  • 相手の文化を理解し、深く付き合う
「ほとんどの仕事は覚えた」と、入社7年目のクォンさん
受入れを決めた理由は?
知り合いから受入れ事業についての話を聞いて、外国人材を育成する取組みに興味を持ったのがきっかけです。最初に中国人を受け入れたところ、日本人に負けず劣らず仕事熱心で、そのがんばりは目を見張るほどでした。それからは毎年、外国人を受け入れています。
受け入れて良かった点は?
海外から働きにきている方たちは、とにかくハングリー精神があります。当社では、技術レベルによる昇給制度を設けていて、それが外国人のモチベーションアップにつながっています。すると、それを見た日本人も負けじとがんばり、お互いに良い相乗効果が生まれています。
今後の展開を教えてください。
これまで中国人、ベトナム人と受け入れてきたので、今度はインドネシア人を受け入れることを考えています。インドネシア人を面接した企業から聞いたところでは「チャンスをください!」と、日本で働くことを熱望している人が多いそうです。それなら、当社も彼らの思いに応え、働く場を提供したいと思い、現在は準備している段階です。
初期導入
・寮の確保
・生活家電一式
・調理器具の提供
・Wi-Fi環境の整備 など
給与体系イメージ
・特定技能(月額基本給)約33万円~/月
 賞与:20~30万円/年
・技能実習(月額基本給)約17~30万円/月
 賞与:15~20万円/年
 ※技能習熟等に応じた昇給あり

特定技能外国人は全員が2級とび技能士を取得している
安全確認の指差し呼称は、日本語で「ヨシッ!」

現場で働くみなさんの声

日本での仕事や生活、またこれからの目標について、特定技能1号のキエウさん、クォンさん、ヒップさんの3名にお話を伺いました。

尊敬する社長のもと、母国の家族を支えるため日々努力!

キエウさん

岡本社長を誰よりも慕っているというキエウさん。「仕事の時はもちろん、生活についてもいつも気にかけてくれています」。
来日当初は、仕事のルールがベトナムとかなり違うことに戸惑ったようで「ベトナムの建設会社と違い、日本はルールが厳しい。でも、その分、安全に働けています」。母国の家族を支えたい一心で、日々、現場で汗をかいています。
好物のうどんと瓶ビールで、日本での生活を満喫しています!

クォンさん

うどんが好物だという"日本通"のクォンさんは来日前、一人での海外生活に不安を抱えていましたが、今ではすっかり馴染んだそうです。1つ残念なのが、岡山は夜になると街にひと気がなくなることだとか。「ベトナムの若者は夜になると喫茶店などに集まるので、たまに人恋しくなります」。今は休日にみんなで、日本の瓶ビールを飲むのが何よりの楽しみです。
大好きな岡山県で技術を学び、母国の日系企業で働くのが目標です!

ヒップさん

ヒップさんは岡山県の風土が何よりもお気に入りだそうで、まず空気がおいしいと言います。「岡山は人もやさしくて、日本のことなら何でも大好きになりました」。食べ物だと瀬戸内海でとれる海鮮が特においしいそうで、新鮮なタコを使ったたこ焼きも大好物だとか。帰国後は日本で得た技術を活かし、母国の日系企業で働くことを夢見てがんばっています。

受入企業の取組み

常務取締役
矢武 優一 氏

外国人就労者の受入れ後に何よりもまず心配していたのが、彼らの生活面でした。寮での生活でコミュニケーション不足によるトラブルなどがないか、頻繁に足を運んで確認していました。ですが、特にそうした問題も起こることなく、近年では自主性に任せています。ただ、現在も気をつけているのが、寮の周囲の方々への配慮です。もし、ご近所から迷惑に思われてしまったら生活の場が失われます。そこで、地域の清掃活動があればただ参加するのではなく、ご近所の方々が集合する前に清掃を終わらせておく。

また、廃品回収があれば、地域の収入になるのでどこよりも多く出すなど、地域に貢献できることは徹底して行い、外国人への理解を深めてもらっています。おかげさまで、地域の方々と会うと「本当に礼儀正しくて、頼りになる人たちだね」と、言われるようにまでなりました。

距離を縮める工夫

たまに寮へ手土産を持って遊びに行くと、彼らも料理を作って待ってくれているので、一緒に食事しながら腹を割って話し合っています。
そのなかで、時折、人間関係についての悩みを耳にすることがあります。そうした時は、私が個人的に相談に乗り、間に入って解決するようにしています。

毎回参加している地域の清掃活動

受入れ検討企業へのアドバイス

受け入れた以上、母国へ無事に帰国させるのが当社の責任です。
それには、相手の国の文化を少しは勉強しておくべきでしょう。当社では、社長が現地で面接を行うだけでなく、彼らが住んでいる町も視察しています。受け入れるなら、彼らを理解しようとする姿勢を持つことが何よりも大切だと思います。

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