株式会社ヤマコン 関東支店支店長 柏倉 剛志 氏
山形県にある株式会社ヤマコンでは、2000年から受入れを開始し、現在も多くの外国人を雇用しています。今回は、同社関東支店支店長の柏倉さんとベトナム人のホアンさんの声をご紹介します。
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外国人を受け入れている企業様の先進事例
山形県にある株式会社ヤマコンでは、2000年から受入れを開始し、現在も多くの外国人を雇用しています。今回は、同社関東支店支店長の柏倉さんとベトナム人のホアンさんの声をご紹介します。
所在地:山形県山形市十文字天神東770
事業内容:コンクリート圧送工事/給排水設備工事/防水工事 など
Website:
http://www.yamacon.jp/
日本での仕事や生活、またこれからの目標について、同社に在籍する特定技能1号のホアンさんにお話を伺いました。
ホアンさん
コンクリート圧送工事の仕事は、役割としてオペレーター(作業指揮者)と、サポーター(作業担当者)に分かれます。通常、オペレーターは工事現場までの運転も職務に含まれるため、免許を持たない外国人技能者達は基本的にサポーターを務めています。しかし、中には実質的にオペレーターの役割を担える優秀な外国人技能者もおり、その筆頭がホアンさんです。彼は日本語が堪能で、現場監督と打ち合わせを行って、周囲に必要な指示を出し、作業の段取りや采配を振ることができます。また、今年(2023年)はコンクリート圧送の技能検定1級に見事合格しました。工務主任に昇格もし、今ではベトナム人技能者は元より、新人の日本人職員の教育・指導も行っています。ベトナム人は努力家が多く、異国の地でもがんばれる方たちなので、見習う点は非常に多い。そんな彼らと一緒に働くメリットの一つが、職場に多様性が生まれることです。どうしても同じ日本人同士、長く働いていると、いつの間にか価値観が固まってしまいがちです。そこに、価値観や文化がまったく違うベトナム人が入ることによって、考え方に柔軟性が生まれる。そしてそれは今度、日本人の新人教育にも良い影響として出てくるはず。そう考えると、受入れは良いことだらけですよね。
毎年9月に研修旅行として、日本の文化に触れられる場所に行っています。バスを貸し切り、日本人社員も自由参加で、これまで日光東照宮や東京ドイツ村などへ足を運びました。また、反対に彼らから距離を縮めるために企画してくれたのが、食事会。ホアンさんが発起人です。ベトナム人にとっての正月である「テト」に事務所の部屋いっぱいに母国の料理を作ってくれて、社員や社員の家族まで招待してくれます。大食事会といった感じで、みんなでわいわいと賑やかに食事するので、気づけばみんな仲良くなっていますよ。
日本でがんばろうという強い意志を持った外国人は、勤勉な方が多いので、しっかりとサポートしてあげれば、必ず将来の戦力になってくれます。反対に、サポートが足りないと、途中で挫折してしまう人も出てきます。やはり外国で働き生活する彼らは、生活の基盤が脆い。何かあっても頼れる人がいるとは限りません。仲間として支えてあげることで、パフォーマンスをフルに発揮し、会社にとって代え難い戦力になるのです。ぜひ彼らを応援してあげてください。