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レポート

2024/09/03

第2回日本人従業員向け「やさしい日本語講座応用編①」開催レポート

その日本語、きちんと伝わっていますか?

JACでは、2024年7月から日本人従業員向け外国人共生講座として「やさしい日本語講座」を開催しています。
日本に住む外国人が増え、国籍も多様化する中でコミュニケーションを取りたいときに、苦手な外国語に翻訳・通訳するより、「やさしい日本語」で伝えてみてはいかがでしょうか。

やさしい日本語の鉄則、「はさみの法則」で話す!

「第2回やさしい日本語講座応用編①」を8月8日(木)に開催し、講座を(株)ORJの白石依子講師が担当いたしました。
冒頭、前回の基礎編の振り返りからはじまって、「はさみの法則」について復習しました。

「はさみの法則」とは、

  • はっきり(あいまいな表現を避け、簡単な言葉を使う)
  • さいごまで(省略しない、空気を読んでもらおうとしない)
  • みじかく切って(不要な情報は省いて、文章を短く切る)

話す、ということです。

このように、前回の振り返りから始まります。
講座はどの回から参加しても「講座内容についていけない!」ことはないので、応用編であってもお気軽にご参加ください。

いろいろなシチュエーションでの指示の出し方を実践!

今回から、例題を出して、実際に指示を出すときの言葉を参加者のみなさまにチャットに書き込んでもらうという方法を取り入れました。
そうすることで、ただ講座を聞いているのではなく、より実践に使えるような講座になりました。

例えば・・・

あした、安全点検があって3時に山田課長が来るから
現場を整理整頓しましょう。

みなさまならどういうふうに「やさしい日本語」にしますか?

正解はありません。外国人にわかりやすいように、たとえば次のような指示の出し方があります。

いま(いつするのか)
現場を整理整頓します。(なにをするのか)
どうしてかというと、あした安全点検があるからです。(理由)

といったような指示の出し方があります。
※不要な情報は省いてシンプルにするため、「山田課長」については伝えません。

このほかにもたくさんの例題があり、その都度、チャットに書き込みます。
たくさんの方が実際に考えて、それを言葉にしていました。後から試すよりその場で実際に文字にすると指示を出すのって意外と難しいもんだな・・・と私自身感じました。他の参加者の書き込みもとても参考になりました。

今回のこのようなチャット形式は、初回の受講者の皆さまの「もっと実践に近い講習がいい」といった声から始まりました。

まだまだ、やさしい日本語講座は続きます。毎回内容を充実させて、同じものにはしていかない予定です。

ぜひご参加をお待ちしております。
講座の詳細や今後のスケジュールは、下記ページをご確認ください。

日本人従業員向け「やさしい日本語講座」

お問合せ:(株)ORJ 担当:三浦
e-mail:
Tel: 090-3150-0562