矢島鉄筋工業株式会社 代表取締役社長 矢島 孝夫 氏
東京都を拠点とする矢島鉄筋工業株式会社では、30年以上も前から受入れを開始し、現在も多くの中国人を雇用しています。今回は、同社代表の矢島さんと中国人2名の声をご紹介します。
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外国人を受け入れている企業様の先進事例
東京都を拠点とする矢島鉄筋工業株式会社では、30年以上も前から受入れを開始し、現在も多くの中国人を雇用しています。今回は、同社代表の矢島さんと中国人2名の声をご紹介します。
所在地:東京都墨田区立花5丁目12-5
事業内容:鉄筋工事/鉄筋加工及び組立工事施工 ほか
Website:
http://t-yjm.co.jp/
日本での仕事や生活、またこれからの目標について、特定技能1号として働く中国出身のニカさん、ソウさんにお話を伺いました。
倪 華(ニ カ)さん
曾 正尭(ソウ セイギョウ)さん
私は鉄筋の加工場を担当していて、そこでも中国人の方々が活躍しています。日本人に負けず劣らず仕事熱心ですし、1級鉄筋施工技能士を取得している方も4名いて、大きな戦力となっています。そんな彼らと一緒に働くうえで気をつけているのが、仕事の伝え方です。当然ですが、来日したばかりの方になると日本語は話せません。そこで、例えば必要な鉄筋を取ってきてもらうときは、まず紙に書いて指示を出します。もちろん日本語は読めませんが、数字であれば問題なく理解してくれるので、鉄筋の太さと本数を書くんです。それだけでなく、置いてある場所にも一緒に行って「この材料を使って」と伝えます。その後の作業でも、鉄筋の切断をお願いしたのであれば、それが指示通りにできたかを確認しにいきます。つまり、とにかく一緒について回って確認してあげる。それが仕事を覚えてもらう一番の方法であり、危険を回避するうえでも絶対に必要なことだと考えています。彼らも仕事を覚えたいと思っているので、作業が終われば「次の仕事は?」と聞きにきてくれます。そうしたらまた指示を出して確認する。これが私の役割ですね。
私の場合、意識的にくだらない話をよくしていますね。休憩中や仕事終わりなどのちょっとした時間にこちらから声をかけ、本当にたわいもない雑談をするようにしています。日本語レベルが低い人だと会話自体は弾みませんが、彼らはわからないなりにつたない日本語で一生懸命に返答してくれようとします。また、表情だけでもリアクションをくれることも少なくありません。お互い言葉がわからないなりにコミュニケーションは取れていると感じています。
私も受入れ当初は戸惑ったり、関係がギクシャクしたりしたこともありました。今思えば、自分が悪いところもあったと思うんです。それから十数年経ちますが、実際は我々日本人が彼らに教えるばかりではなくて、彼らから学ぶことがたくさんあります。今は彼らの協力なくして会社の利益は生まれないのも事実です。日本へ来てくれた彼らに協力してもらう。そんな感覚で接するとうまくいくはずです。