柏倉建設株式会社 代表取締役社長 柏倉 ⼀大 氏
2013年から外国人の働き手を受け入れているのが、柏倉建設株式会社(北海道札幌市)です。その中で型枠職人として働くベトナム人3名、そして同社代表の声をご紹介します。
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外国人を受け入れている企業様の先進事例
2013年から外国人の働き手を受け入れているのが、柏倉建設株式会社(北海道札幌市)です。その中で型枠職人として働くベトナム人3名、そして同社代表の声をご紹介します。
所在地 :北海道札幌市豊平区月寒東2条6丁目2番18号
事業内容:型枠工事 / 仮設材リース
Website:
http://kashikurakk.com
今回、日本での仕事や生活について、特定技能1号のソンさん、ルアンさん、そして技能実習生のトウオンさんの3名にお話を伺いました。
特定技能になって、型枠工事の難しい仕事を任せてもらえるようになったことが、うれしいと喜び、もっと図面も読んで計算できるようになりたいと勉強中とのこと。Rの壁や階段ができるようになったら、一人前と認められるかな?とはにかむ姿が印象的な3名です。
ソンさん
ルアンさん
トウオンさん
当社は2013年から技能実習生や特定技能外国人を受け入れており、現在は21名のベトナム人が働いています。ベトナムは親日として知られている国で、個人的には真面目な人間が多い印象ですね。実際に現場でも仕事を少しでも早く覚えようと熱心に取り組んでくれています。そうした姿勢から職長たちからの信頼も厚く、「彼らを自分の班に入れてほしい」という声も少なくありません。
特にルアン、ソン、トウオンの3人は技術の習得も早くて、型枠大工の仕事の8割くらいは一人でできるようになりました。日本語は完璧に話せるわけではないですが、それぞれ覚えようと努力してくれていますし、コミュニケーションもある程度のことは身振り手振りで十分に伝わります。日本人の職人と比較しても本当によく働くので、これからの活躍にも期待しています。
コロナ禍になる以前は、社内で催していた芋掘りや新年の集まり、また定期的に行っていた屋外でのバーベキューやジンギスカンなどに参加してもらい、親睦を深めていました。
彼らは寮に住んでいるので、特に正月などは一人になってしまいます。行事を通したコミュニケーションは仕事の円滑化にもつながるので、早く再開したいですね。
習慣の違いなどを理解しておくことは非常に大切です。例えば、ベトナムでは他人の頭を触ることは絶対にタブーです。「頭は聖なる霊が宿る場所」であり、どんな理由があっても触ることを良しとしません。
ただ、そうした情報は事前に社内で共有しておけば問題ありません。相手の国の文化や習慣を事前に調べておくことをおすすめします。