武田建設株式会社 代表取締役会長 武田 美治 氏
香川県の武田建設株式会社は、2014年からベトナム人を受け入れ、未来を担う人材として指導しています。今回は、鉄筋施工で活躍しているベトナム人3名と同社代表の声をご紹介します。
外国人を受け入れている企業様の先進事例
香川県の武田建設株式会社は、2014年からベトナム人を受け入れ、未来を担う人材として指導しています。今回は、鉄筋施工で活躍しているベトナム人3名と同社代表の声をご紹介します。
武田建設株式会社
所在地:香川県木田郡三木町井上3000-45
事業内容:鉄筋工事
Website:
https://www.takeda-const.co.jp
日本での仕事や生活、またこれからの目標について、特定技能1号のトゥオンさん、クェンさん、ディンさんの3名にお話を伺いました。
トゥオンさん
クェンさん
ディンさん
昭和52年から新卒を採用してきましたが、ここ5、6年くらいは求人に対してほとんど日本人からの応募がありません。求人や学校説明会を通じても、なかなか若い人が入ってこないのが実情です。そこで、新たな戦力として注目したのが外国人だったというわけです。
鉄筋加工と組立作業という仕事柄、どうしても力が必要になる作業が少なくありません。社内の人材が年々高齢化していくなかで、若い特定技能外国人は今では欠かせない存在となっています。
当社は社員が70名在籍していますが、現在はその内の約1割がベトナム人になります。彼らは入国時に富士教育訓練センターで玉掛けやクレーン、高所作業車、フルハーネスなどの資格を取得していて、日本人に負けず劣らず貴重な戦力として働いてくれています。
特定技能外国人は、生活習慣や文化が違うなかで日本に滞在することになります。なので、不安なのはもちろん、トラブルに巻き込まれる可能性だってあります。
それを防ぐには日々のコミュニケーションが何よりも大切。
彼らが住む独身寮や社宅の隣には会社の人間が住んでいて、毎日顔を合わせる環境になっていることもリスク管理につながっています。
言葉が通じないことで外国人の採用を躊躇している方も多いのではないでしょうか。ですが、当社の例で言えば、仕事を教える際には身振り手振りで十分通じています。また、言葉で正確に思いを伝えることは難しいですが、困った時はすぐに通訳の方に電話をして意思の疎通をはかっています。なので、それほど心配しなくても問題ないと思います。