株式会社菅原設備 代表取締役社長 菅原 直樹 氏
愛知県を拠点に給排水設備工事業を展開している株式会社菅原設備。多国籍人材を受け入れており、育成に力を入れているのが特徴です。今回は同社の取組みや、職種「配管」で活躍するベトナム人2名の声を紹介します。
機械翻訳による多言語コンテンツを提供しています。翻訳精度は100%ではありません。JAC Webサイトの多言語化について
外国人を受け入れている企業様の先進事例
愛知県を拠点に給排水設備工事業を展開している株式会社菅原設備。多国籍人材を受け入れており、育成に力を入れているのが特徴です。今回は同社の取組みや、職種「配管」で活躍するベトナム人2名の声を紹介します。
株式会社菅原設備
所在地:愛知県津島市元寺町三丁目21番地2
事業内容:給排水設備工事業
Website:
https://www.agile-innovation.co.jp
日本での仕事や生活、またこれからの目標について、特定技能1号として働くベトナム出身のトゥンさん、タンさんにお話を伺いました。
トゥンさん
タンさん
受入れをスタートした当初は、言葉が通じないことや、文化や生活習慣の違いから日本人従業員とトラブルにならないか、不安な部分があったのは事実です。どのようにすればコミュニケーションをうまくとることができるか、スムーズに作業を進めることができるか、これまで手探りで模索してきました。その中で、特定技能や技能実習生との関係性を良好に保つ方法の一つとして行っているのが、さまざまな国籍の方をバランスよく受け入れるということです。
実際に、これまで中国人、モンゴル人、ミャンマー人、ベトナム人など、さまざまな国籍の方を受け入れてきました。それぞれ国が違う人を少数かつ同時期に受け入れることで、同じ国の人同士で固まることもなくなり、その分、日本人との距離も縮まります。また、彼らも故郷を離れて働きに来ている立場なので、人種が違っても仲間意識が強くなるようです。すると、菅原設備の仲間が国境を越えた“ファミリー”になり、強い愛社精神まで持ってくれるようになりました。今では、日本人、外国人という垣根もなく、共に働く仲間として強い連帯感が生まれています。
日本語を話すスピードが速いと聞き取りづらいようで、基本的にはゆっくり話すようにしています。また、話し方も「これ、配管、大丈夫?」と、簡単な単語で区切りながら話すとより理解しやすいようです。他の業者もいる現場で活躍するには、日本語レベルを上げることが大切です。そこで当社では、日本語教室を開催し、月に1回オンライン学習を行っています。受入れが決まっている人にも海外で受講してもらうなど、日本語が上達する体制を整えています。
今後、少子高齢化が進む日本で建設業を営んでいくには、海外の人材を受け入れることを前提にしていないと成り立たなくなる可能性があります。とはいえ、最初の一歩を踏み出すのが怖いのもわかります。そこで、実際に受入れをスタートしている企業の現場を一度見学してみてはいかがでしょうか。おそらく、1日でもその働きぶりを目の当たりにしたら、彼らがいかに一生懸命に仕事をしていて、現場で力を発揮しているかがわかるはず。ぜひ体感してみてほしいと思います。